女性は毎日メイクをしますので、毎日メイクを落とす必要があります。疲れ果てている時や帰りが遅くなった時はついついメイクを落とさずに寝てしまいがちですが、メイクをそのままにして寝てしまうと翌朝のお肌がボロボロに。
メイクはどれだけ肌に負担がかからないものを使っていても、一日中お肌の上に乗せていると肌に負担がかかってしまいます。そのため毎日必ず落とす必要があるので、どれだけ疲れていてもきちんと落とすようにしましょう。
メイクを落とす時はクレンジングを使用します。クレンジングには色々な種類があり、どれを使っているかは人によって違います。
ここではクレンジングの種類について、クレンジングの種類別にどんな使い方をすればいいのか、肌質に合うクレンジングの種類について紹介します。
クレンジング選びに迷っている人や自分の肌質に合うクレンジングを知りたい人におすすめの情報をお届けします。
クレンジングをして肌の調子が悪くなったことはある?
クレンジングでメイクを落とした後は、メイクがなくなったことによってすっきりとしますよね。一日の終わりにクレンジングをすることによってお肌がすっきりとし、今日も頑張ったなと実感できると思います。
ただクレンジングをした後に、お肌に何らかの異変を感じたことがある人も多いのではないでしょうか?
多くあるのが肌のツッパリですね。その他にもメイクが落ちているのかよくわからない、ベタつきがある、メイクや汚れが残ったままになっているなどのトラブルが起こることも。
これらはクレンジングの特徴によって異なる正しい使い方を出来ていない恐れがありますし、メイクの仕方によって合ったクレンジングを使っていない可能性も。
またクレンジングは肌質によっておすすめのものがありますので、まずは肌質によっておすすめのクレンジングを見極めましょう。肌質に合った物を使えばトラブルが出る可能性もグッと減るので、自分に合うクレンジングを探してみてくださいね。
クレンジングは使い方によっては肌トラブルが!
クレンジングは種類によって使い方が変わります。クレンジング別の正しい使い方については後ほど紹介しますが、違う使い方をしてしまうと、クレンジングによる肌トラブルが出る恐れが。
またクレンジングによって肌トラブルが出る他、クレンジングの際にゴシゴシ擦ったり、クレンジングを長時間お肌に乗せるのもNGです。
この二つの方法は肌に大きく負担をかけます。特にゴシゴシ強く擦るクレンジングはどのクレンジングを使う場合でもNGとなる方法。そのため絶対に擦らないように気を付けてくださいね。
メイクと馴染ませるためにゆっくりとクレンジングするのも肌に負担がかかりますが、クレンジングの中には時間をかけてメイクと馴染ませるものもあります。クレンジングの種類によっては時間をかけてメイクを落としていくものがあると覚えておきましょう。
ではこの次からクレンジングの種類について詳しく紹介していきます!
クレンジングの種類について
クレンジングの種類はシート・オイル・ジェル・クリーム・クレンジングとなります。
シートタイプのものが最も肌への刺激が強く、ミルクタイプのものが最も刺激が弱いといわれています。
では種類別にクレンジングを紹介していきましょう。
拭き取りのシートクレンジング
顔にシートをつけてメイクを拭き取っていくことでメイクを落とせる拭き取りのシートクレンジング。少しお肌につけるだけでスーッとメイクと馴染んでいくので、頑固なアイメイクなどもしっかり落とす事ができます。
拭き取りタイプは多くのメーカーから販売されているわけではありませんが、いくつかのメーカーから販売されているものです。ドラッグストアなどでもよく見かけますね。価格もそこまで高いわけではないので、手に取りやすいクレンジングだといえます。
シートクレンジングの肌への負担
シートクレンジングはクレンジングの中でも最も肌への負担が大きいといわれています。頑固なアイメイクなどもそこまで時間をかけずに落とすことができるので、洗浄力が非常に強くなっていることが肌への負担が大きい理由です。
またこの洗浄力は肌への刺激もかなり強くなっているので、敏感肌の人が使うとヒリヒリや赤みと言ったトラブルが起きる可能性も高いです。乾燥肌・敏感肌の人にはおすすめできませんので、普通肌の人や肌がつよい人におすすめです。
シートクレンジングのメリット
シートクレンジングはメイクを拭き取るだけで簡単にメイクを落とせる優れもの。時間をかけずにさっと落とせるので、忙しいときや遅くに帰ってきた時などに重宝します。
水で洗い流す必要もありませんので、この点も拭き取りタイプのメリットですね。
また洗浄力が非常に強いので、アイラインやウォータープルーフのマスカラ、日焼け止めや化粧下地など全てのメイクを綺麗に落とす事ができます。
ポイントメイクリムーバーを使う必要がないこともメリットの一つです。
シートクレンジングの使い方
シートクレンジングはパッケージから一枚取り出し、それを使ってメイクを拭き取るだけという簡単な使用方法。頑固なアイメイクやベースメイクをしっかりしている場合はサッと拭き取るだけでは落ちない可能性がありますので、シートを肌につけて洗浄成分をメイクを馴染ませてから拭き取りましょう。
拭き取った後は洗い流す必要もありませんので、洗顔→スキンケアを行えばOKです。
オイルクレンジング
オイルクレンジングはクレンジングの中でも最も販売されている種類が多いクレンジングだといえます。数多くのメーカーから販売されているものなので、オイルクレンジングを愛用している人はどのメーカーのクレンジングを使うかで迷ってしまうかもしれませんね。
オイルはメイクと馴染みやすく、洗浄力もある程度強いといわれています。そのためシートタイプ同様、頑固なアイメイクもしっかり落とす事ができますよ。
オイルタイプは洗浄力が強すぎるものもあれば、そこまで肌に負担をかけないものもあります。これは販売されているオイルクレンジングによって異なります。
安いクレンジングは肌への負担がつよい成分が含まれている可能性が高いので、あまりおすすめできません。少しお高めのものは肌への負担を極力抑えつつ、保湿成分や美容成分を一緒に配合しているものが多くなっているので、お肌への影響を考えるのであれば少しお高めのものがおすすめです。
オイルクレンジングの肌への負担
先ほど紹介した通り、オイルクレンジングは販売されているものによって肌への負担が大きく異なります。安いクレンジングは安い成分でお肌への負担が大きいものが配合されていることが多いため、お肌への負担を考えると安いクレンジングは使わない方が良いでしょう。
またオイルクレンジングはその名の通り、油分が含まれており、この油分がメイクを落としていきます。そのため脂性肌の人にはあまりおすすめできません。
クレンジングはしっかりと洗い流す必要がありますが、油分がお肌に残った場合、元々油分が多い脂性肌の油分をさらに増やしてしまいます。このことでニキビなどのトラブルが出る恐れがありますので、脂性肌の人はオイルクレンジングを使わないようにしましょう。
油分が少なくなっている乾燥肌や敏感肌にはおすすめなのですが、乾燥肌や敏感肌の人が使う場合はお肌への負担を最小限に抑えているオイルクレンジングを使うようにしましょう。
負担が重いものを使うと乾燥を招いてしまったり、何らかのトラブルが出る恐れもあるので注意が必要です。
オイルクレンジングのメリット
オイルクレンジングは洗浄力がある程度あるため、頑固なメイクもこれ一つですっきりと落とせます。アイメイクもベースメイクもオイルをメイクを馴染ませるように優しくマッサージをしてあげることでしっかり馴染んでくれるので、洗い上がりはすっきりとしますよ。
また油分が含まれていることから、ふだんからお肌が乾燥しがちな人はしっとりとした感触を感じると思います。ただきちんと落としきらないと油分によるベタつきが残ってしまうので要注意です。
オイルクレンジングの使い方
オイルクレンジングは濡れた手で使えるものと、乾いた手で使う物があります。商品によって異なるので、使う前に商品がどちらのタイプかを確認しておきましょう。
クレンジングを適量手に取り、お肌のメイクと優しく馴染ませていきます。洗浄力がある程度あるのでアイメイクもベースメイクもきちんと落ちるとは思いますが、アイメイクが中々落とせない場合はポイントリムーバーを使って先に落としておくこともおすすめです。
オイルがメイクと馴染んだら、メイクがお肌の上に浮き出てきますので、全体的に浮き出てきたらぬるま湯で洗い流しましょう。キチンと落とさないとメイクや汚れが肌に残ったままとなるので注意してくださいね。
洗い落としたら洗顔→スキンケアで肌を整えましょう。
ジェルクレンジング
ジェルクレンジングはクレンジングの中では肌への負担・刺激共に中間にあるクレンジングです。柔らかいジェルをしっかりメイクと馴染ませることによってすっきりとメイクを落とす事ができますよ。
ジェルはオイルやシートと比べると洗浄力は弱くなっています。しかし少し時間をかけて馴染ませることでメイクを浮きだたせて落としてくれるので、少し時間がかかっても肌への負担を減らしたいという人におすすめ。
ジェルは弾力のある物が多いので、お肌と指の間にクッションを作ってくれます。このクッションがお肌への刺激を最小限に抑えてくれるので、メイクと馴染ませるために少し時間をかけてメイクを落とすとしても、負担をなるべく抑えてクレンジングができますよ。
ジェルタイプは脂性肌や乾燥肌におすすめです。肌への負担を最小限に抑えていますので、多くの肌質に使えるクレンジングです。ただ敏感肌には刺激が多少強く感じるかもしれませんので、敏感肌の人は他のクレンジングを使いましょう。
ジェルクレンジングの肌への負担
ジェルクレンジングは肌への負担をある程度抑えたクレンジングだといえます。ただこれはオイルやシートに比べてという話。洗浄力がある程度あるため、クリームやミルクに比べると肌への負担があります。
オイルやシートでは肌への負担が大きかったけど、ある程度の洗浄力がほしいという人におすすめです。
ジェルクレンジングのメリット
ジェルクレンジングはクレンジングの中でも最も中間位置に立つクレンジングです。肌への負担・刺激は中間、そして洗浄力がある程度あるため、脂性肌の人にも乾燥肌の人にもおすすめというのがメリットです。
敏感肌の人には少し刺激がつよいかもしれませんのでおすすめできませんが、多くの肌質におススメできるバランスタイプだといえるので、クレンジング選びに困っているのであればジェルクレンジングを使ってみましょう。
ジェルクレンジングの使い方
ジェルクレンジングは乾いた手で使えるものもあれば、塗れた手で使えるものもあります。ジェルタイプは洗浄力が強すぎるということはないので、メイクと素早く馴染んでいきません。そのためメイクが浮き出てくるまでに多少の時間がかかりますので、浮き出てくるまで優しくマッサージをしていくようにクレンジングをしましょう。
クレンジング後は洗顔→スキンケアでお肌を整えてくださいね。
クリームクレンジング
クリームクレンジングは柔らかなクリームがメイクを絡めとり、メイクと汚れを包んだクリームを洗い流すことですっきりとメイク落としができます。
クリームクレンジングは洗浄力がジェルタイプよりも弱くなっているので、メイク落ちはあまり良くありません。ただその分肌への負担が少なくなっているので、肌への負担を最小限に抑えつつ、クレンジングができますよ。
クリームタイプは非常に柔らかいクリームを使ってメイクを絡めとっていくものです。柔らかいクリームなので肌への感触も抜群。肌に優しいということを実感出来るでしょう。
クリームクレンジングの肌への負担
クリームクレンジングは柔らかいテクスチャーとなっているので、肌への負担が軽くなっています。また弾力があることから肌と指の間にクッションを作ってくれるので、肌への摩擦も抑えることができますよ。
クリーム自体が肌への負担を抑えたものとなっていますが、クリームタイプは洗浄力が弱くなっているため、メイクを完全に落とすには時間がかかります。そのためクリームを長くお肌の上に乗せておかなければなりません。
お肌の上に長時間乗せてもなるべく負担がかからないよう、クリーム自体が低刺激性で保湿成分や美容成分をたっぷり含んでいるものが多くなっています。
ですのでクリームクレンジングを使う時は、肌に乗せる時間ではなく、メイクを完全に落とすまでしっかり馴染ませましょう。
クリームクレンジングのメリット
クリームクレンジングはクリーム状のクレンジングとなっているので、柔らかなクリームを使ってメイク落としができます。
ベタつきなどがないクリームなので、肌に使い心地の良さを実感出来るでしょう。
また保湿成分や美容成分が含まれているものが多いので、お肌に良い成分を届けることも可能。クレンジングは洗い流してしまうものですが、お肌に保湿成分や美容成分が残ることでクレンジングと一緒にスキンケア効果も得ることができます。
刺激が少なく、お肌に優しい使い心地になっていることから、普通肌から乾燥肌、敏感肌の人にもおすすめのクレンジングです。
クリームクレンジングの使い方
クリームクレンジングは拭き取りタイプのものが多くなっています。まず乾いたお肌にクリームを顔全体に馴染ませ、メイクを浮かせます。メイクがしっかり浮いたらティッシュなどでクリームを拭き取ればOK。
お風呂に入った状態では使えませんので、お風呂に入る前に使いましょう。
クリームタイプは拭き取った後もしっとり感が持続します。お肌のツッパリを感じる人にピッタリのクレンジングと言えるでしょう。ただ夏場の使用や脂性肌の人に取っては重たく感じてしまったりすることもあるので、その重たさが気になる場合は使用を控えた方が良いかもしれません。
ミルククレンジング
ミルククレンジングは乳液のようなテクスチャーのメイク落としです。クリームよりもはるかに柔らかいテクスチャーとなっているので、肌への負担は最も低くなっています。
お肌にとても優しいクレンジングなので、敏感肌でクレンジングで肌トラブルばかり起こしたことがある人は、ミルククレンジングの使用がおすすめです。
ミルククレンジングの肌への負担
ミルククレンジングはクリームクレンジングよりも肌への負担がとても少なくなっています。肌への負担が軽くなっているのでバリア機能が低下しているお肌のメイク落としにピッタリと言えます。
肌が敏感になっている時期や、敏感肌の人でも安心して使えるものなので、肌への負担をとにかく抑えたいという人におすすめです。
ミルククレンジングのメリット
ミルククレンジングのメリットは肌への負担を抑える事と刺激も抑えるという点。
この二つはお肌に不安がある人に取ってはとても重要な問題です。負担や刺激が多いことで肌の状態が悪化し、敏感なお肌がさらに敏感になって、化粧品がなにも使えない…なんてことにもなりかねないからです。
敏感肌にいいのは刺激と負担が最小限に抑えられているもの。最小限に抑えることでお肌を労わりつつケアができるので、スキンケアで使う物によっては敏感肌の改善も目指せます。
敏感肌を悪化させない、敏感肌を改善させる。この二つを目指したい人は、クレンジングから肌への負担を最小限に抑えるものに見直しましょう。
ミルククレンジングの使い方
ミルククレンジングは乾いた手で使えるものもあれば、ぬれた手で使えるものもあります。商品によって異なるので、商品の使い方をよく見てから使ってくださいね。
ミルククレンジングは肌への負担がとても軽くなっていることから、洗浄力が弱くなっています。そのためメイクと馴染むにはかなりの時間がかかりますので、ゆっくりと優しく、マッサージをするようにミルクをメイクと馴染ませていきましょう。
オイルなどに比べるとかなり時間がかかりますが、お肌への負担を減らすためと考えて、強く擦ったりしないように注意してくださいね。
メイクと馴染んだらぬるま湯で落として、その後は洗顔→スキンケアでOK。
敏感肌の人は洗顔料やスキンケア商品にも気を遣う必要があるので、敏感肌を改善するためのスキンケア化粧品でケアしましょう。
クレンジングは種類によって使い方を変えよう
ここまでに紹介してきた通り、クレンジングは種類別で使い方が異なります。
シートタイプはメイクを拭き取って使う物。
オイル・ジェル・ミルクはメイクを馴染ませて洗い流すもの。
クリームはメイクと馴染ませてティッシュで拭き取る物。
このようにクレンジングによって異なりますので、正しい使い方で使うようにしましょう。
しっかりメイクをしている人はポイントリムーバーも活用!
しっかりメイクをしている人がジェル・ミルク・クリームクレンジングを使うと、しっかりメイクだけが落ちずに肌に残ってしまう可能性があります。
ただお肌が敏感な人はオイルやシートと言った物を使うわけにはいきませんので、しっかりメイクをしている場所にはポイントリムーバーを活用しましょう。
ポイントリムーバーはポイントメイクを落とすためのクレンジングです。コットンに馴染ませてポイントメイクに数秒馴染ませることで、すっとメイクを落とすことができます。
お肌への負担を抑えることができますので、ジェル・クリーム・ミルクを使う人はポイントリムーバーも使用してみてくださいね。
肌に合ったクレンジングで優しくメイク落とし♪
クレンジングを使うならお肌に合った物を使う必要があります。ここで紹介したように肌質別におすすめのクレンジングは変わりますので、肌に合った物を使用するようにしましょう。
クレンジングを肌質に合った物に変えることでクレンジングによる肌トラブルが出る可能性がグッと低くなります。その後洗顔→スキンケアをすることでお肌を良く保てますので、肌トラブルが良く出る人はまずはクレンジングから見直してみましょう。